NEVER MIND










 俺が守れるものって


        ひとつもないのか?









   〜NEVER MIND〜









「好きだ」









 俺は安心してたのかもしれない。



 あいつは自分から告るような事はしないって……

 心のどっかで思ってたんだ。














 いつだって3人でいるのが当たり前で


          これからもずっとそうだと思ってた





 君を見つめる目が僕と同じだったあいつ


  違ったのは


       告白た勇気















「隼人、私ね……」




 ―――――竜と付き合うことになったの。









 わかってた。

 俺はあの時、なにも出来ずにお前等のことを見てたから




 すげぇ嬉しそうに笑顔で言うお前を見てたら、

 やっぱり俺はお前のことが好きだったんだな……って再確認した。




 俺には何も守れないのか?

 ダチと好きな奴

 お前への秘密と竜との約束









「隼人……悪ぃ」

「なに謝ってんだよ………」














 謝らなくていい

 「これからも友達」


   それは そう

        嘘じゃないけれど



 守れるものは1つもないのかな?

  恋と友情
        秘密と約束









 続けることも出来たけれど

     プライドじゃない


 ……もう会えないよ















「ねぇ、隼人!今度竜と3人でどっか遊びに行こうよっ!!」

「あぁーー。……俺いいわ。お前等二人で行って来いよ」

「……………」









 無理だ……

 今までと何も変わらない笑顔でお前等二人を見てることなんて俺には出来ねぇ。

 プライドなんかじゃねぇ。


 もう………会えない






 日向達が「顔色悪ぃ」とか「いつものお前じゃねぇ」とか言って、一応心配してくれてる。

 けど、そんなんじゃねぇよ。


 これは俺の、竜とへの最後のわがまま









「でもよ、ちょっと話聞いてくんねぇ?」

「……隼人?どうしたの?」

「……………」









 ――――言っちゃいけねぇ


 そんなこと分かってる。

 けど………

































「俺、お前の事好きだった」





























 困った顔

 俺はそんな顔をさせるために言ったんじゃない。


 ただ、けじめを付けたかっただけ。


















「竜と………幸せになれよ」














 哀しく笑った

    ……あいつも君も僕も


    それはなんて

            切ない強さ




 三叉路で

      「またね」と別れた


   二人で差す1つの花と









 いつの日か

    また笑って会えるだろう


 それが大人になること




        “MEVER MIND”



































                      Song by w-inds(一部切り取り)
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あとがき

    隼人はきっとこんな感じで幸せを祈ってくれると思う。



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