俺は彼女にするなら年上がいいっ！！

　って思ってたんだけど。


　………その考えが何時から変わったんだか自分にも分からねぇ。




　　〜好き〜




「うっちー！！帰ろ？？」

「おぅ！じゃぁなー」




　が、座っていた俺の前に立って首を傾げながら言ってきた。
　身長的には上目遣いになるからそれもまた可愛い。


　俺等は３Ｄ教室にいた慎達に手を大きく振って教室を出た。
　そん時に冷やかしの声が聞こえたが気にしない。



































「うっちーー。」

「んんー？」




　いつも通る帰り道をと二人で手を繋いで帰る。
　は２つも年下で、ちょっとした訳有りで白金に入ってきた。


　初めて会ったときは当時は“なんだこのガキ”とか思ったりもしてた。

　……そんなことはに言えねぇんだけどな。


　まぁ、段々と俺等とはつるむようになって
　それと同時に俺等はに惹かれていった。




　俺は彼女にするなら年上のスタイルの良いお姉さんが良かったんだけど。
　いつの間にか俺はそんな女より、の方が良いって思い始めた。


　３Ｄ全員がのことを狙ってたから、
　早めに行動しねぇと。
　そう思って俺は“に告白する”という、俺らしくもねぇ事をした。
　まぁ、……それだけ必死だったってことだよな？




「うっちーはさ、本当に私のこと好きなの？？」

「なっ？！」




　のいきなりの発言に驚きを隠せないでいる俺。
　自分でも顔が熱くなってるって分かる。




「い、いきなり何言い出すんだよっ！！」

「だってさー」




　は頬を膨らませながら俺の少し前を歩きだした。




「なんかさぁ。うっちーって格好いいじゃん？」

「………。」




　格好いいなんて言われた事ねぇよ。
　……って俺はに“格好いい”と思われてるっつーことか？！
　うわっ！それだったらまじで嬉しいんだけど！！




「だからさ、なんで私なのかなぁ？って思ってー」

「そりゃぁ………」

「だから！！私のことが本当に好きなら“好き”って言って？」

「なっ………！！」




　まじでこいつはある日突然意味の分からない事を言い出す。
　んで、俺のことを困らせる。




「好きです」

「…………へ？？」




　俺が小声で呟くとは振り返って信じられないと言った顔で俺のことを見てきた。


　……ったくなんなんだよ。
　こっちは顔が赤くなってるっつーのが自分でも分かってて言ってんのに……！！




「………んだよ」

「え、いや、まじで言ってくれるとは思って無くて……」

「なんだそれ」

「うわっ！！はずいっ！！かなりはずい！！うっちーの馬鹿」

「意味分かんねぇよ！！」




　は急に自分の頬に手をあてて隠す。
　でも、隠しきれていない部分から赤色に染まった頬が見えてた。




「自分で言っといて………」

「だって、うっちーがまじで言ってくれるとは思ってなかったんだもん。」

「………じゃぁ何で言ったんだよ」

「……そりゃぁ………言ってくれたら良いのになぁって思ったから。」




　そう言ってはまた前を向いた。
　なんつーか。


　二人して顔真っ赤にさせて何やってんだよ……って感じだな。


　そんな事を考えてたら無意識のうちに俺は笑ってたらしい。




「ははっ！！」

「何がおかしいのよ。うっちーのあほんだら」

「いや、あほんだらって何だよ」

「うっちー」

「まじで？！」

「うん」




　次第にも笑い出す。

　俺はの笑う顔を見るとどこか安心する。


　なんつーか。
　よくわかんねぇけど、が笑ってるんならそれでいい。
　まじで俺はそう思ってる。




「ねぇねぇうっちー」

「んー？今度は何だよ」

「好き。」

「は？！」

「大好きっ！」

「……っ！？…………お、俺も」

「小さいよ？？」

「俺ものことが大好きだー！！」

「あははっ！！ばーか」

「うるせぇ」




　そう。
　そうやってお前が笑ってるんだったら俺はどんな事でもしてやるよ。




「早く帰ろっ？？」

「だな。」

















　そしてまた俺等は手を繋ぐ。









　“絶対にこいつとは離れねぇ。”









　俺は、そう自分に誓った。



































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あとがき

　　　　うっちー！！
　　　　なんか以外にもアンケートでコメントがあったので書いてみました。
　　　　うっちーＦＡＮの方々、どうでしょう？笑
　　　　こんな感じで合格ですかねぇ？（なんの試験だよ。。。

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