新しい先生





 今日から新しい先生が来る

 まぁ、原因は隼人とかが前の先生を病院送りにしちゃったからなんだけどさ……。

 今度の先生も

 私のことを追い出そうとするのかな――――





   〜新しい先生〜





「みんなーー!!おっはよ♪」




 そう言いながら元気良く教室のドアを開けたのは
 
 黒銀学園唯一の女子生徒。




「あ、ーー!!おはよーー」




 に一番先に気づき挨拶を返したのは、

 第一印象を聞いたら“可愛い”と答えられそうな男の子。

 武田啓太。




「めずらしいじゃん?がこんな時間に来るなんてさ」




 扇子を仰ぎながらを見ているのは

 クラス1の身長を持つ男の子。

 土屋光。




のことだから今日が日曜日だとか思ってたんじゃないの?」




 少し派手な服をジャージの下に着ていて、

 身を乗り出しながら笑っている男の子

 日向浩介。




もそこまでボケだったとはな」




 髪の毛が外側に少しくるっとしていて

 馬鹿にしたように笑いながらを見ている男の子。

 矢吹隼人。




「みんな酷くない?」




 そんな事を言いながらも笑っている

 そのままは自分の席へ向かう。

 席は一番裏の端っこの席。


 私が席に座ると早速隼人が聞いてきた。




「じゃぁなんで遅刻なんかしたんだよ?特技が早起きしかねぇお前が」

「特技が早起きなんて嫌だなぁ私」

「どうせ当たりだろ?」

「むーーーー」




 ちくしょう…

 言い返せないわ!!

 にしても隼人、その言い方はむかつくよ!!




「悪かったなぁ」

「へ?」

「全部声に出てんだよバァカ」

「……まじ?」




 声に出してたなんて気づかなかった……!!




「んで?どうしたの?」

「啓太ーー」

「え?……何?」

「隼人が虐める!!」

「いつものことじゃん」

「酷っ!!……はぁ、今日の遅刻の理由はね」

「理由は?」




 啓太……

 別に繰り返して言ってくれなくてもいいのよ…?




「今日から新しい先生が来るって聞いてたからちょっと緊張しちゃったの」

「「「はぁ?!」」」




 私が理由を言うと4人はビックリしたように声を上げた。

 もちろん、私はその声の大きさの方にビックリした。

 だって今の声で3Dみんながこっち見たんだもん。




「なぁんだーー」

「そんなくだらなねぇ理由かよ」

「……ふーん」

「あははっ!らしいね」




 上から日向、隼人、光、啓太。

 日向と隼人と光は理由を聞いて呆れたように自分の席に戻っていった。

 でも啓太はいまだに私の前にいた。




「啓太、どうしたの?」

「いや、らしいこと言うんだなぁって思ってさ」

「……私らしいこと??」

「ま、気にしないで」




 そう言って啓太も自分の席に戻っていく。




「私らしいって何かなぁ……?」




 が小さく呟いた言葉を聞いている人はいなかった。



































 ざわつく教室の中。

 新しい先生が来るのを楽しみにしていたのは私だけ。

 まぁ、他のみんなも物騒な物を持って

 違う意味では楽しみにしてるみたいだけど……






   ガララララ――――






 教室のドアが開いた。

 私は身を乗り出して新しい先生の顔を見る。


 新しい先生はみんなの視線が集中すると少しひきつった笑顔を浮かべた。



 私はそんな先生を見て叫んだ。




「お、おおおお女の先生?!てか……」




 あの顔はどう見ても……




ヤンクミ?!
おまっ?!

なんでこんなことろにいるの?!
なんでこんなことろにいるんだ?!




「何……知り合いなの?このセンコーと」




 私とヤンクミが叫んだ後、教室は何故か静かになって……

 その時、隼人が小さく呟いていた。



































 黒銀学園3Dの新しい先生はあの“山口久美子”でした。



























 







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あとがき

   ごくせん大好き!!
   という事で(何が?!)テストの結果が思いの外よろしかったので
   書いてみましたw(またまた妹に頼まれたりしたのですが…(汗
   受験生が何やってるんだろう…?(笑



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