……むぅ。捕まった。
これはもうどうしようもないね。
「悪ぃ。」
「ん?つっちーのせいじゃないよ」
「でも……俺が乗れなんて言わなきゃよ………」
「なーに言ってんの?乗ったのは私だもん」
目の前には警察の人。
柄悪いね。うん。これだったらテツさんの方が警察でやってけるよ。
〜一緒に帰る〜
俺達は今、警察署の前にいる。
さっきヤンクミに電話しといたからそろそろ来ると思うんだよねぇ。
てか……電話の向こうのヤンクミ……怒ってる気がしたけど気のせいだよな。
気のせい気のせい…気の……せい……じゃ………ない……かも………
だって、こっちに歩いてくるヤンクミはめちゃめちゃ怒ってるように見える。
俺は竜と隼人を引っ張ってヤンクミが怒ってるんじゃないかって言った。
日向はなんか……俺等の後ろの方でしゃがんでた。
ヤンクミが俺達の前で止まる。
まぁ、俺達の前を通り過ぎられても困るけど……
「………何があったんだ?詳しく説明しろ」
「それが………」
俺がヤンクミに説明する。
つっちーとが2人乗りして、察から逃げたって事を。
「馬鹿野郎!!自転車二人乗りして、
しかも警察官から逃げたりなんかしたらヤバイに決まってんだろ!!」
……………。
まぁ、ヤンクミの言うとおりだけど。
そう言うヤンクミも前に察を見つけたとき、逃げたよね……?
「しかもも捕まったのか……」
「あぁ。」
「……で?どうしてこんな時間まで帰してもらえないんだ?
に至っては女の子だろう」
「それが、…チャリンコ泥棒に間違われて………」
「盗んだのか?!」
「盗んでねぇよ。ただA組の本田のを借りただけだよ」
俺等の視線はいっきに本田に向けられた。
そしたら固くなりながら本田は言った。
「はい……。貸さないとぶん殴るぞって言われたんで………」
あぁあ。本田、正直すぎ。
本田の返答を聞いて隼人が殴る準備を始めた。
まぁ、俺が止めたけど……。
「はぁ。……本田、迷惑かけたな、もう帰っていいぞ」
「はい……。」
本田が行ったのを見て、話す。
「ちゃんと説明したのにさ。
警察、俺達の話し全然聞いてくれなぇんだ」
「黒銀の3Dって行った瞬間“署まで来い”って言われてさ」
「なに?!なるほど……、それは理不尽な話だな。
こうなったらどんな事してでも2人を取り返す!!野郎どもついてこい!!」
「いや、お前センコーなんだから普通にとりいけよ」
「………はい」
ヤンクミはやる気満々に中に入っていこうとしたけど、
竜のツッコミでまた戻ってきた。
つまんない……。
だって警察署って言ってもドラマみたいにカツ丼出してくれないし。
「ねぇ、つっちー?」
「なに?」
「つまんないねぇ」
「…………」
あれ?私なんか変なこと言った?
思いっきりつっちーにため息つかれたんだけど……
「よくそんな事言う余裕あるな」
「…………だって話す内容無くて……」
「悪ぃ」
「だからつっちーのせいじゃないんだってば!!」
「お前、さっき何で帰らなかったんだよ」
「………帰れるわけないじゃん」
そう……さっき、私だけ帰るように言われた。
なんでも、つっちーが無理矢理私を連れ回したとか言ってきてさ!!
あ り 得 な い の に ! !
たぶん。この三つ編みがきいたんだろうなぁ……。
三つ編みって真面目なイメージあるもん。てかそういうイメージがあるから三つ編みすることにしたんだけど……
「いつになったら一緒に帰れるかなぁ?」
「………だからお前は」
「一緒に帰るの!!」
「はぁ…………」
全く……!!
つっちーもつっちーでそう言うこと言うんだから!!
はぁ、つまんない………。
その時。
ドアが開かれた。
「……?」
「……帰っていいぞ」
「は?」
いきなり背が異常に高いおじさんが入ってきてきまり悪そうに言った。
後ろにはヤンクミ、竜、啓太、隼人、浩介がいた。
「ヤンクミ!!」
「、お前何やってるんだよ」
「う゛っ……ごめんなさい。」
「はぁ、とりあえず帰るぞ」
「うんっ」
ヤンクミが連れてきてくれたのは……
私がよく知ってるお店だった。
お店に入ると出迎えてくれたのはもちろん熊。
「いらっしゃい!!ってヤンクミ?!それにも!!」
「あ。くっまぁーーーーーー!!!」
この間も会えなくて久しぶりに熊の顔を見たらなんとなく抱きつきたくなって、
体当たり込みで私は熊に抱きついた。
その時、みんなの機嫌が下がったことにが気づくわけがなかった。
「久しぶり!!元気??」
「おぅよ!!それよりこの間は楽しかったかー?」
「……この間?」
「慎とデートしてきたんだろ?」
熊がニヤニヤしながら聞いてきた。
この時、自分でも顔が赤くなったなぁって分かった。
“なに言ってるの!!”って私が言うより早く、みんなが叫んだ。
「「「「慎ーーー?!」」」」
「……ってこの間の奴」
隼人、啓太、つっちー、浩介は息ピッタリ。
竜は後から確認するように呟いてた。
「あんたも慎って奴と知り合い?てかと知り合いな訳?」
「こら!矢吹!!年上に奴には敬語をだなぁ……」
「いいよヤンクミ。……それより座って座って!!今、ラーメン持ってくっからよ」
「ありがとね、熊!!」
「いいって事よ!!」
俺が聞いた事はどうなったんだよ……
あっさりスルーされてるし。
てかなんでは知り合いがこんなにいんだよ
その熊……って人が“ラーメン持ってくる”っつった時、
がすげぇ笑顔だった。
なんなんだよ………
しかも今、竜の隣に座ってやがる。
みんなは気づいてねぇかもしんねぇけど、竜の機嫌がいいときの大体が隣にがいるときだ。
いまだって楽しそうに笑ってやがるしよ……
ま、楽しそうにっつっても竜の微妙な表情が分かるのが俺だけかもしんねぇけどな。
「」
「へ?なに?隼人」
「こっち来て座れ」
「………別にここでもよくね?」
珍しく竜が口を挟んできやがった。
「いいからこっち来い」
「え……あ………」
「別にここにいれば?」
いちいちムカツクな……竜の奴。
「じゃぁさ!!私、隼人と竜の間に座るっ!!」
「………ちっ」
間かよ……。
俺だけの隣にいろっつぅの。
「いいでしょ?隼人、竜」
「あぁ」
「………しょうがねぇな」
そう言ってやると、はトコトコと歩いてくる。
で、俺等の真ん中に座った。
それとほぼ同時に俺達の前にラーメンが置かれた。
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あとがき
微妙なところで切っちゃいました……。
というかドラマ全然進んでません。(汗
ヤバイですよね……?
ま、まぁそれはとりあえず置いておいて!!
今回は少ーし熊と絡ませてみましたw
足跡代わりに押してやって下さい♪ ついでに一言頂けると嬉しいです!
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