男女共学





 共学かぁ………

 いいなぁ、女の子と一緒って……


 だって女の子がいれば、

 一緒にお昼食べたり、なんか秘密の話とかできたりするんだけどなぁ





   〜男女共学〜





「おはよう!!」

「あ。ヤンクミおはよう!!」




 元気良く入ってきたヤンクミに挨拶をしたのは私だけ。

 隼人は何故か目を瞑ってヤンクミに聞いた。


 ……目を瞑るのには何か意味あるのかなぁ?




「黒銀が……男女共学になるって言うのは本当か………」

「明日、女子限定の学校見学会があるって……」

「なんだ、もう知ってたのか」




 ヤンクミがそう言ったのを確認してつっちーと日向は“やったーー”と叫び、

 啓太は……




「こんなむさ苦しい男だらけの学校に………女子が来るーーーーーーー!!!」




 机の上に立ってそう叫んだ。

 みんなもそれに続いて叫んでて、竜は呆れたようにそれを見てる。


 ヤンクミはその様子を見て得意げに言った。




「何もそこまで盛り上がらなくたっていいだろ?
 女の子ならここにいるじゃないか!だって」




 その言葉で3D全員の動きが止まった。

 最初に言葉を発したのはつっちーだった。




「………まぁ、はおいといて……」

「えぇ?!なにそれ!!
 酷っ!…………竜ーー!!」




 俺達の見てる前では竜に抱きついた。

 俺はあまりにも急なことに驚いて机から飛び降りた。




「つっちーがいじめるっ!!」

「あーー。……はいはい」




 そう言いながら竜はの頭を撫でていた。


 は竜に抱きついてるから分かんないと思うけど、

 その時の竜の顔はめちゃめちゃ勝ち誇った顔をしていた。


 そうなると3D全員が怒るわけで、そのターゲットはつっちー。

 みんな“つっちーが余計なこと言わなければ……”みたいな目でつっちーを見ていた。

 俺にもその気持ちは分かるけど……


 俺等はに分からないようにつっちーを追いつめてく。




「つっちー………」

「わ、悪かったって!!な?」

「どう責任とってくれんの?」

「おい、ちょ、待て!………ギャアーーーーーーーーー!!!




 流石につっちーの最後の叫び声にはも気が付いたらしい。

 勢いよくこっちを振り向いた。




「………なに?……いまの」

「あーー。何でもねぇよ」




 隼人………。

 顔は笑ってるけど怖ぇ。

 てか隼人の後ろにいるつっちーが………




「あれ?つっちーは?」

「あぁー。散歩に行ったぜ」




 隼人はつっちーがから見えないようにうまく背中で隠しながら言う。

 きっとに見つかったらなんか言われると思ったんだろうなぁ……。

 隼人だけじゃなくてみんなでつっちー隠してるし。




「ふーーん。変なの」

「信じちゃうの?!」

「え?なんで?啓太」




 まじで“つっちーが散歩に行った”なんて信じるとは思って無くて、

 自然に声が出ちゃった……。


 隼人達が俺のこと睨みつけてるのがわかる……。




「いや……やっぱ……なんでもない」

「………?啓太も変だよ?熱とかあるの?」




 そう言いながらは俺に近づいてきた。

 んで、俺の前で止まると、額をくっつけた。




□△○☆※◇凹ゐQ☆※???!!!




 自分でも何を言ったのか分からなかった。

 ただただ顔がすっげぇ熱くなってくのしか分からなかった。




「啓太??大丈夫?……熱はないみたいだけど………顔真っ赤だよ?」

「あ、い、いや……。だ、大丈夫だから!!」

「………本当?」

「あ、あぁ!!本当!本当!!」




 は分かんないだろうけど、

 俺の後ろめちゃ怖っ!!


 つっちーの後の餌食は………俺?



































 俺達はつっちーとタケでちょぉと遊んでから、

 今度こそは、絶対にはぐらかされないようにに聞く。




「おい、

「へ?なに?隼人」

「……今度こそ言え」

「あ………」




 流石に三回目となるとも状況把握が早くなった。

 ……早くなってもらわねぇと困るんだけどよ。




「はぁ、……そうだね。別にいっか」




 はため息を付きながら俺の近くに来た。

 ……他の奴等には聞かれたくねぇのか?





「       」





 一瞬、俺自身の動きが止まったのが分かった。












はぁ?!













 思わずでかい声出しちまった。

 いや、だってよ………まじかよ……




「隼人!!声大きいってば!!」

「……………」




 の言葉が耳に入ってこねぇ。

 今、自分の頭ん中整理すんのにいっぱいいっぱいなんだよ……


 3D全員が何事かとこっちを見てる。

 けど、やっぱそれどころじゃねぇ。




、それまじ?」

「うん。まじ」

「…………ちっ」




 んだよそれ……。




「なんで?」

「いや、なんでって言われても……帰ったら家の中に入ってて……」




 苦笑しながらは言った。

 てか、帰ったら家ん中にいたって犯罪じゃね?




「俺、今日泊まり行くわ」

「は?」

ん家」

「………な……に……を?」




 その慎って奴に負けてらんねぇし。

 横でが何か必死に言ってたけど気にしねぇ。


 俺が決めたんだし。



































 で、話は戻って黒銀が男女共学になるっつー話。

 良い思いすんのは下の奴等だけかと思ったけど、

 山口の言うとおり後輩がいるっつーのも悪くねぇ。


 ま、俺は正直以外の女には興味ないけどな



 ライバルが多かろうが少なかろうがは俺のもんにするけど、

 一応ライバルは減らした方がいいだろ。


 っつーことで、他の奴等に後輩つくってやるか。




「よっしゃーー!!じゃぁ明日の見学会は盛り上げようぜーー!!」




 つっちーのかけ声で俺を含めた全員が盛り上がる。


 あ、もちろん俺にそんな裏計画があるっつーことは秘密だけどな。

 つっても竜だけは俺を疑うようにこっち見てやがる。

 あいつ勘はいいんだよな……。


 は………まだ俺が泊まりに行くっつったことに困ってるらしい。

 ………慎って奴は良くて俺は駄目だってか?



 ……ちっ

 折角盛り上がってたところにサルワタリが入ってきやがった。




「余計なことはせんで宜しい!!………お前達は明日、教室から一歩も出るな!!」

「あぁ?!うっせー。サルワタリ!!」

「猿渡だぁ!猿渡!!」



































 そのあと、サルワタリ達は戻ってって、いつもの教室に戻る。

 まぁ。ほとんどの奴は明日の見学会の話題で盛り上がってる。


 そんな時に竜が俺の方に近づいてきた。




「……隼人、になんか言ったか?」

「…………別に」

「……………」




 竜の奴、完璧に俺を疑ってやがる。

 やっぱり竜、お前は勘が良すぎんだよ。……ったく



































====================================
あとがき

    ………ごめんなさい!!
    なんか意味の分からない話ですね!!(汗
    と、とりあえず慎が泊まったことは隼人にバレて、
    次回は嫉妬(?)した隼人がヒロイン宅にお泊まりに来ます。



足跡代わりに押してやって下さい♪ ついでに一言頂けると嬉しいです!
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送