前日





 さて、慎達もとりあえずは帰ったことだし!

 ………どうしようか??





   〜前日〜





 昨日は元白金のメンバー6人が家で遊んでいった。


 いつもは私一人で……結構淋しいとか思うときもあって。

 だからこそ昨日は本当に嬉しかった。

 やっぱり仲間といられるっていうのは凄い幸せなことなんだなぁって思った。











 私は“仲間”に、今も昔も無いと思う。

 私にとって慎達はもちろん仲間だし。

 黒銀にいる隼人達だって大事な仲間には違いない。











 あ、それに慎達が私の家に来たのは、

 バレンタインデーの日にちを教える為!!っていう理由をつけてたけど。

 みんなは一応私のことを心配して来てくれたって事くらい分かってる。


 みんな隠し事とかすぐ顔に出るタイプなんだもん。

 すぐ分かったし。


 心配してくれる人が遠くにもいて、近くにもいるって……かなり贅沢な気がするなぁ。




































 ………そして!!とうとう2月14日は明日となってしまった!!




































「さてと………どうしよう?」




 ちょっと昨日は遅くまで遊びすぎたなぁ。。。

 今の時間はちょうど9時。

 みんなはいつの間にかいなくなっていて、机の上に紙が置いてあった。

 つまりは“置き手紙”というやつですよ。




















 【へ〜〜】

 よく考えてみたらみんなそれぞれ仕事とか学校とかあったから帰るわ!!
 悪ぃな!!
 いや、を起こそうとも思ったんだけど、慎が寝かせとけって言うからよ。
 起こさなかったわけだよ!!笑

 あ。昨日はマジでサンキュ!!
 楽しかった!またみんなで集まって馬鹿やろうぜ!!
 そうだなぁ。今度は温泉旅行とかどう??
 今回は俺もいるしよっ!笑
 ま、正確に決まったらまたメールするからな!!

 じゃ、とっても格好いい南くんからの置き手紙でしたー。笑




















 南の字は相変わらず汚かった。

 読むのに苦労するよ……。

 でも、置き手紙を残してくれるっていう優しさ?が南にはあっていいなぁって思う。


 けど、“とっても格好いい南くん”って………。 





 それより!!

 ……私、最近遅刻とか多くなってきてる気がする!!


 やばいなぁ。

 早起きだけが取り柄だったのに。




「うーーん。
 ……今日はもう学校休もう!!そして明日の準備しよーっと!!」




 ということでっ!!

 遅刻するくらいならもう休んじゃえっ!みたいなノリで……。


 でも実際明日の準備なんて少しもしてなかったし。。。




「………まずは材料からだよねっ!買ってこないとっ!!」




 と言うことで。

 早速買い出しに向かう


 流石に制服で街を歩き回るのはまずいと思ったらしく、

 私服で出掛けた。




「うーんと。。チョコと……スポンジ作るから小麦粉も………」

「えぇと?チョコは……」




 が材料を集めている時、

 隣から同じように明日のために材料を集めていると考えられるような言葉が聞こえてきた。


 ふと隣を向いてみると一人の女の子と目が合った。




「えぇと……こんにちわ?」

「こんにちわ」

「貴方も………?」

「うん。今日作ろうと思ってその材料集め」




 とりあえずから挨拶をしてみたものの、

 相手は堂々と制服を着ていた。


 毎日のようによく見る桃女の制服を……。




「……学校は?」

「ふふっ。今の言葉は貴方にそっくりそのまま返すわ」

「まぁ。。確かにね。………えぇと、桃女だよね?」

「そうよ?」

「………大丈夫なの?」

「?あ、あぁ。学校のこと?大丈夫よ!!風邪ひいたって言っておいたから」

「そうなんだぁ」




 笑顔でそう言うのを見て凄いなぁ。って思う。

 ……って風邪ひいたって言ったなら制服着ない方がいいと思うんだけど。




「あのさ、名前聞いてもいい?」

「いいよー?別に、私は水島真希。貴方は?」

「あ、私は。よろしく?」

「うん!よろしくね!ちゃん」




 そう言って真希ちゃんは手を伸ばしてきたから、

 反射的に私も手を伸ばして握手した。


 折角だし買い物を一緒にした。

 買い物をしているうちに、一緒にチョコ作らない?って事になった。



































「真希ちゃんは何作るのー?」

「何ってチョコでしょ?」

「や、そうなんだけど。」

「……?ちゃんは?」

「私は普通のチョコと、折角だしチョコレートケーキ作ろうかなぁって思って……」

「凄いじゃん!!」

「あ、でも大変だからミニサイズだよ?」




 私はそう言いながら笑った。

 私達が今いるのは私の家で、キッチン。


 私は普段男ばっかりの空間にいたから

 女の子とお菓子作れるのが凄く嬉しかった。


 真希ちゃんはもう既に彼氏がいるらしく本命にしかあげないらしい。

 私も本当はそうしたかったけど、あいにく本命がいない。

 ……から去年は誰にもあげなかった。

 別に欲しいとも言われなかったし。。。

 けど、今年は何となく作ってみようかなぁって思って今に至る。




「真希ちゃんは上手だね」

「何言ってんの?!ただ包丁で細かく切ってるだけなんだけど!!」




 真希ちゃんに笑われた。

 うん。そう、ただ包丁で細かく切ってるだけなんだけどそれが綺麗に切れてるから凄い!!




ちゃんの方がすごいじゃん!」

「なにが?」

「ケーキ作るなんて」

「ミニだから!!そんな凄くない!!」




 あぁー。

 女の子と二人で会話したり笑ったりするのは何年ぶりだろう?


 そんな事を考えていたら自然と口元が緩んでしまった。


 もちろん、元白金メンバーといるのだって

 黒銀メンバーといるのだってもの凄く楽しい。

 でも私だって一人の女の子でもあるから、女の子と話すのはかなり楽しかったりする!

 それに女の子同士でしか話せない事も……きっとある!!




「真希ちゃん彼氏いるんだぁ」

「うん!大学生なんだけど……」

「うへぇ?!年上?!すごいねぇ」

「そうかなぁ?ちゃんにもいるでしょ?彼氏」

「いないいない!!」

「うっそだー!!」




 いやいやホントですってば!!

 彼氏いたらその人にしか作らない………と思うし。


 けど、彼氏かぁ。。。

 ちょっと羨ましかったり……?




 そんな会話をしているうちに真希ちゃんも私も全てを作り終えた。

 買ってきた可愛い箱?に入れて完成っ!!


 それにしても私はもの凄い数のチョコを作った!!

 3D全員分。って言っても中の5人はミニケーキだけど。


 あと、ミニケーキを作ったのは慎達6達人……。

 もの凄い大変だった!!




 良くここまで作った自分を、自分で誉めてみた。


 その少し後、真希ちゃんは立ち上がって玄関に向かいはじめたから、

 私も後を追ってお見送りをする。




「じゃ、私そろそろ帰るね?」

「あ、うん!!じゃぁね!真希ちゃん!!また話そ?」

「うん、そうだね!!あ、今度は私の家においでよ」

「うんー。行くっ!!」

「じゃ」

「うん。バイバイっ!!」




 真希ちゃんに大きく手を振った。

 本当に久しぶりだと思う。

 女の子と二人でチョコ作るなんて………。


 楽しかったから良いんだけどねっ!!




































「はぁ。それにしても疲れた。」




 真希の見送りをすませたはすぐさまベットに横になった。

 チョコ作りを始めたのはお昼前だったが、終わったのは夕方。

 体力を使い果たしたはそのまま眠りについた。





 の携帯には大量に

 メール、電話がかかってきていたことに気付いたのは次の日の朝のことだった。




































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あとがき

    なんだこれ?!
    真希夢か?!笑

    いや、やっぱりドラマに出てる人は出そうと思ってたら、
    こんなんになっちゃいました☆(“☆”じゃないだろ

    ………なんでだろう??笑
    や、だってねぇ?なんか話おかしいもん。笑



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